セメントミルク工法
支持力は各種注入液と支持層の一体化によって発現⇒低騒音・低振動での施工が可能
セメントミルク工法は既製コンクリートパイルを用いた埋め込み杭工法に分類されるプレボーリング工法の一種です。
本工法はスパイラルオーガと先端ビットにより掘削液を注入しながら地盤を掘削し、所定の深度に達したら根固め液に切り替えて支持層の土砂を掘削、攪拌します。
その後スパイラルオーガを正転で引き上げながら杭周固定液を注入します。
その後、先端閉塞型のコンクリートパイルを自沈、圧入または軽打により所定深度に定着させる工法です。
プレボーリング工法の代表的工法
ミルク根固めのため、引抜時の騒音や振動が少なく、市街地等に最適です。
H型鋼、鋼管、山留め杭、PC杭等の施工が可能です。
杭の高止まりがないため、支持層への定着に打撃が必要ありません。
孔壁の崩壊が少ないため、周囲の地盤が乱れがありません。
砂礫層などでの施工が容易に行えます。
工法の特徴
国土交通省告示第1113号に規定される工法です。
支持力は各種注入液と支持層の一体化によって発現されるため、低騒音・低振動での施工が可能です。